不動産競売の仕組みを理解しよう(3)いざ、開札、そして落札後の流れ

スポンサーリンク
スポンサーリンク

スポンサードサーチ

開札に参加しよう!

無事に入札を終えると、数日後に裁判所で開札が行われます。

開札には、希望者は誰でも参加可能で、衆人環視の状態で行われます(不正防止のため)。

その月の物件の全ての改札を行うので、とてもたくさんの入札票と関係者が部屋に集まります。

開札が始まると、事件番号ごとに、全ての入札人の金額と氏名が読み上げられます。

執行官
執行官

事件番号〇〇

Aさん 1400万円

Bさん 1200万円

株式会社C 1500万円

よって、株式会社Cが最高価買受申出人、Aさんが次順位買受申出資格者となります。

私も、開札に参加したことがあるのですが、なんとも言えない独特の雰囲気の空間です。

  • 建設業者みたいな作業着の人たち
  • 不動産屋らしき強面おじさん
  • 債務者であろう不安そうな表情のおじいちゃん
  • 将棋でも差しにきてるかのように談笑するおじいちゃん集団
  • 一見、不動産投資とは縁もなさそうな高円寺で古着でも売ってそうなオシャレボーイ

ありとあらゆる人がいて、それぞれがなんとなく牽制し合っているような、、、

開札が始まると、建設業者らしき人たちや不動産屋さんらしき人の隣の事務員らしき人が、一斉にメモを取り始めます。

おそらく、全ての入札金額と入札した人の氏名をメモしているのでしょう。

私の金額と氏名が読まれたときも、ドキドキしましたね。
知らない誰かにメモされて、後々分析されるのだろうと。
おそらくググったり、SNSで調べたりされるんだろうな、などと考えていました。

ちなみに、この開札には参加しなくても大丈夫です。

開札に参加しなくても、最高価買受申出人となった場合、裁判所から電話がかかってきて、今後の手続きについて説明してくれます

ただ、競売の独特の雰囲気、自分がやっていることを取り巻く人々の表情など、収穫は多いと思うので、一度現場に足を運んでみて損はないと思います。

競売で不動産を落札したら

さて、そんな開札を経て、最も高い金額で入札した人が、最高価買受申出人ということになります。

その後、農地法などの法令上の制限の確認をするため、売却許可決定まで一週間かかりますが、大抵の場合、問題なく許可が下りると思います。

その後、買受人には、裁判所から連絡があり、登録した住所に代金納付等に必要な書類が送られてきます。

その書類の通りに代金を納付し、裁判所で手続きを済ませると、晴れて物件はあなたのものになります!

所有権の移転登記については、裁判所がやってくれるので、特に何もしなくて大丈夫です

ここで、注意が必要なのは、代金納付期限があるということです。

だいたい通知日の1ヶ月後ごろまでなので、融資を受けて代金を支払うならば、それまでに金融機関から自分の口座に送金してもらう必要があります。

万が一、ここで支払いができないと、物件を手にすることができないどころか、買受申出保証金も没収されてしまいますので、くれぐれも気をつけてください。

今日のまとめ
  • 開札には参加しなくてもOKだが、独特の雰囲気なので、一見の価値あり
  • 代金納付期限に注意
  • 融資は1ヶ月以内に確実に!
スポンサーリンク
スポンサーリンク
不動産競売
スポンサーリンク
keibaihunterをフォローする
競売ハンターの日常

コメント

タイトルとURLをコピーしました