不動産競売はハゲタカなのか

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ハゲタカと呼ばれて

ともに腐肉食であるタカ目コンドル科のコンドル類,あるいはタカ科のハゲワシ類に用いられる通称。鳥学上はハゲタカの名のつく鳥はなく,英語のvultureは,旧世界ではハゲワシ,新世界ではコンドルと呼ぶのが正しい。両者は生態も形態も似るが,分類学上はやや縁が遠い。なお,ハゲワシもコンドルもともに死体に群がって腐肉を食べる鳥であることから,私利私欲のために弱者を食い物にする悪者のたとえにも使われる。

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一般に、不動産競売の物件を購入した、というと

誰かが困って手放した物件を狙って安く手に入れた人

そんなイメージになるかもしれません。

そんなイメージからハゲタカのようだ、と言われることもあります。

私も、競売に参加する人は全員ハゲタカだと思っていました。

ところが、ある出来事をきっかけに、そうでもないな、と思うようになりました。

競売の社会的意義とは

不動産競売にかかる物件というのは、抵当権の実行や債務名義がきっかけとなります。

簡単に言うと、借金を返せなくなったから、代わりに家を売れ

ということですよね。

その結果、

自分の家を見ず知らずの人に奪われた

という感覚に陥ってしまう人もいるかもしれません。

しかし、競売で落札した人というのは、いわば所有者の借金を代わりに払ってあげた人とも言えるのです。

融資をした金融機関や、債権者の立場からすると、債権回収のために大いに役に立っていると言えます。

また、資産を活用するという意味でも社会的意義があると思います。

例えば事故物件なんかも、競売にはよく出てきます。

所有者が自殺して、相続人もいない。
それからずーっと空き家のまま、ただ古くなっていく。

そんな末路をたどっていくかもしれない物件を、購入し、手を加えて、客付けをして、住宅を探している人に提供する。

日本の狭い国土で、活用されない不動産があることは、社会的にも大きな損失です。

このような理由から、私は競売で不動産を落札して、投資をすることにも社会的な意義があると思います。

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ハゲタカになってやろう!?

そんなわけで、私なりに競売を利用した不動産投資にも社会的意義があるとお伝えさせていただきました。

最後に、私がこのように考えるようになったのには、きっかけについてお話ししたいと思います。

それは、初めて競売で不動産を落札したときのことです。

当時、なんとしてでも不動産が欲しくて、楽待やらアットホームやら、あらゆる情報を探して、ようやく買いたいと思える物件に巡り合いました。

それが競売でした。

正直、私も、競売に参加する人は全員ハゲタカだと思っていましたので、

競売ハンター
競売ハンター

僕もハゲタカになるのか、、、

そんな葛藤も抱きつつも、入札し、落札。

私が落札した物件は、市街地から車で1時間以上かかる団地の戸建てでした。

競売の陳述には、入居者がいるということだったのですが、私が落札した後に見に行ってみると、誰もいなくなっているではありませんか。

ちょっと焦りました。

こんな物件、安く買えたし、早く売っ払ってしまおう

そんな思いで、買取業者に査定してもらうも、落札価格よりも安い値段を提示される始末。

買取はダメだ、普通に売ろう!

そう考えて、地場の不動産業者に連絡をして、売却を前提に物件を見に来てもらいました。

そこで、不動産業者の人が、

不動産業者
不動産業者

ここなら、売るより貸した方がいいんじゃないですか?

と言ってくれました。

半信半疑でいながらも、それから1週間後に入居の申し込みが!

競売ハンター
競売ハンター

ちょっとハラハラしたけど、上手くいったなぁ。
これで僕もハゲタカの仲間入りだ!

ところが、入居者の方が言ってくれた言葉で、私の考えが大きく変わることになりました。

入居者
入居者

長年、夫婦二人で生活する家を探していました。
ようやく、理想の物件が見つかって嬉しいです。
大切に住ませていただきます。

その時、ハッとしました。

不動産は、2つとして同じものはありません。

この物件の前所有者は、失踪していて、いるはずの入居者もいつの間にか退去して、空き家になっていました。

私は、この物件を、全国でたった一人、入札しました。

もし、私が、この物件に入札しなかったら、、、

  • 債務者は、ずっと借金を抱えたまま身を潜めて生きていくことになります。
  • 債権者は、お金を返してもらえずにいたことでしょう。
  • 物件は荒れ果て、近隣に迷惑をかけることもあったかもしれません。
  • 新しい入居者は、快適な住居を手に入れることができていなかったかもしれません。

そう考えるようになって、初めて、自分がしたことが、単に私利私欲のためではなく、社会的にも意義のあることをしているのだと思えるようになりました。

今では、胸を張って自分の事業(まだ副業の域を抜けませんが)と言えるようになりましたし、毎月、家賃が振り込まれてくるというのは、本当に嬉しいものです。

というわけで、この記事が、皆様の競売に対する新しい見方を提供できたとしたら、私も嬉しいです。

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不動産競売
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競売ハンターの日常

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