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事件概要
この事件の資料は、通常よりもページ数が多いです。
それもそのはず、現地の調査が2回行われているのです。
最初の物件の調査は平成30年6月に受理されており、2回目の調査は平成31年1月に受理されています。
なぜ再調査が必要だったのでしょうか?
それは、物件の大半が焼失してしまったからです。
それだけでなく、火災により、所有者とその親族が亡くなっています。
火事の恐ろしさを物件資料から探る
ここで、1回目の調査と2回目の調査の写真を比較してみましょう。
まず、この物件は、店舗部分と住居部分があるのですが、火災により店舗部分はほぼ全焼し、瓦礫になっています。



続いて、住居部分を見てみましょう。
車庫です。


居室。


このように、店舗部分を中心に、大きな火が上がり、居住者が数人亡くなったとのことです。

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他の事件でも同様の火災が
この事件を見たとき、ふと、数ヶ月前の別の事件を思い出しました。
冒頭に取り上げた事件では、火災の原因について言及されていませんでしたが、こちらの事件ではおそらく「自殺目的」だろうと書かれています。
競売になるということは、少なからずお金に困っていたということで、それを苦に自殺してしまったのかもしれません。
競売 = 死ななくてはいけないこと、なのか?
私は、不動産競売を毎日見ています。
2018年だけ見ても、年間2万件が公告されています。
つまり、競売されることは、そんなに珍しいことではないのです。
また、我々には自己破産という道が残されています。
債務を無しにして、一からやり直せるのです。
そのような権利がある私たちが、どうして死を選ばなくてはならないのでしょうか。
プライドや世間体を気にして避けがちですが、死んでしまうよりもよっぽどマシです。
まして、この焼身自殺のような方法は最悪です。
火災のせいで、残された家族に莫大な損害賠償請求が届くかもしれません。
どうか、競売になったから、借金を返せないから、という理由で自殺することだけは、避けてもらいたいです。
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