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事件概要
ここまでクセの強い登場人物はちょっと珍しいです。
まず、この事件に関係する物件の数がとても多いです。
土地の地番が細かく分かれているのと、未登記のものも含めてたくさんの建物が建てられています。
しかも、所有者やら占有者がそれぞれ違うという状況です。
今回の主人公(?)は目的外建物Bに在室していたというGさんです。
この建物は、(株)ファーストエステート&ホームが賃借しています。
代表者のHは、現在韓国にいます。
私は(株)ファーストエステート&ホームの従業員でも共同経営者でもありません。陰のオーナーです。
下の名前は言いたくありません。
陰のオーナーってなんか凄そうですよね。
この会社やGさんと所有者・債務者との関係は分かりませんが、とにかく只者でない雰囲気を醸し出してきます。
他にも気になる登場人物
この事件には、Gさん以外にも変わった陳述をする人がいます。
物件16の一部に住むというDさん。
平成24年ごろからここに住んでいます。
Aさんに終の棲家ということで、平成13年から隣のプレハブを借りて住んでいて、平成24年にこちらに引っ越したのです。
亡Aさんの奥さんが具合が悪くなってからは、家賃は払っていません。
債権者兼共有持分権者のBさん
敷地については、Aさんと特に取り決めもなく、無償で使っています。
勝手に自動車のスクラップを置きました。
とまぁ、こんな感じで、とにかくクセの強い人たちがここに掲載した以外にも何人も登場する事件でした。
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気前が良いのはいいけれど
さて、この事件を通して、私の感じたことを最後にまとめたいと思います。
この所有者であったAさんは、気前が良く、おそらく人望もあったのでしょう、自分の土地の上に建物を建てては知人(?)に貸していたようです。
しかし、Aさんが亡くなり、Aさんの奥さんの具合が悪くなると、複数の賃借人が家賃を払わなくなり、無法地帯のようになってしまいました。
賃貸借契約書を作成せずに人を住まわせていたことも原因の一つでしょう。
相続財産の管理人である弁護士も、財産や関係者のことを把握し切れていないような陳述をしていました。
自分の相続人(配偶者や子ども)なら大丈夫と思うかもしれませんが、実際には被相続人(本人)の人望や力でまとまっていたということだって考えられます。
金の切れ目は縁の切れ目。
相続などを考えると、ある程度、権利関係をはっきりしていた方が良いことは間違いありません。
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