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事件概要
とにかく陳述のクセがすごい…

建物内で事故等で人が亡くなったことがあるかとお尋ねですが、私が購入してからはありません。
ただ、何となく変な感じがします。
具体的には、壁伝いにビシッ、ビシッと音がすることがあります。
ん?なんでしょうこの感じ。

また、1階廊下のクローゼットの床付近からひどい臭いがしていたので、塩を置くなどして清めたところ、しなくなりました。
建築工事の時や、その時等に、人が死んでいるのではないかとも思っています。
おーっと、そっち系でしたか…
臭い対策ではなく、塩を撒く、というのは中々とんちが効いています。

また、夜中に、西側や、北側の庭に人が入ってくるような気配がします。
この物件は、債務者兼所有者の『気がする』というだけではなく、様々な物理的な不調も多いようです。

2階の階段を上がった付近の床が水に濡れたような状態で、床板がブヨブヨしています。また、手すりの角も剥がれる等しています。台所のIHヒーターも交換されておらず、現在は、スイッチの入りが悪いなど異常な動作をするため、壊れていると思います。

また、5~7年ほど前に、トイレの配管か何か分かりませんが、爆発して、廊下まで水浸しになったことがあります。
こういった症状も、そういう風に聞くと、霊の仕業?なんて思ってしまう人がいるのでしょうか?
謎の掛け軸『霊視力』しかも2個
この物件の写真で気になるものが映っていました。

ずばり、『霊視力』と書かれた掛け軸です。
床の間にドーンと飾られていて、所有者の思いを象徴するようです。

こんな掛け軸どっかに売ってるんですかね?
売ってたらめっちゃ高そうですwww
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競売で虚偽の陳述をすると?
ところで、競売の執行官による調査に対して虚偽の陳述をすることは、刑法で罪に問われる危険性を孕んだ行為です。
いわゆる公務執行妨害です。
その中でも不動産競売は強制執行ですから、強制執行妨害目的財産損壊等罪、強制執行行為妨害等罪、強制執行関係売却妨害罪などに引っかかる可能性があります。

虚偽の陳述をする他には、競売の目的物を勝手に売ったり、破壊したり、入札したい人を脅したり、、、
反社感がすごいですね。
さて、掛け軸まで置いて『霊視力』を信じている(?)今回の債務者兼所有者ですが、この陳述は『虚偽』と言えるのでしょうか?
つまり、債務者兼所有者は、冒頭に取り上げたような心霊現象を本当に信じているのでしょうか?
前述の通り、執行官に対して事実と異なることを陳述してはいけませんが、『そう思う』ということは陳述してはいけないと言えないわけです。
そして、『本当に信じているか』となると、もはや本人にしか分らないことなので、虚偽の陳述として咎めることは難しいですよね。
ただ、もしも信じていなかったとしたら、どうしてこんなことをするのでしょうか?
今回の事件に限らず、不動産競売において、通常は少しでも高く売れることが債務者の債務整理に助かるはずなのですが、時折、わざと物件を悪く言う債務者がいるようです。
つまり、意味不明の陳述をしたり、建物の不調を伝え続けることで、入札→売却を避ける人が増え、結局この家に居座ることができるのです。

この陳述を読んだ人は、霊ではなくで、債務者兼所有者が怖くて近づけないと思います。
そんなわけで、あくまでも一つの可能性として、今回の心霊現象も全て債務者兼所有者の『狂言』と解釈することもできるのではないか、というお話でした。

もしも狂言だとしたら、掛け軸まで用意して、なかなか手の込んだものです。
信じるか信じないかはあなた次第です。
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