祠を建てて祀るということ

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事件概要

所有者
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本件土地は丘を開いて造った土地で、神主さんから、キツネとタヌキがいるからと言われ、本件建物の裏に祠を建て、お祭りしています。

陳述の通り、建物の裏手に「おきつね」「おたぬき」とかかれた祠が祀られています。

信仰というのは不思議なものです。

古くから日本では人間を化かす不思議な動物としてとらえられてきました。

ジブリ映画『平成狸合戦ぽんぽこ』なんかは、まさにこんなお話ですよね。

多摩ニュータウンの開発に伴って、自分たちの住処が奪われていくことに「化け学」対抗しようとしたタヌキたちの物語でした。

マイホームは、一世一代の買い物ですから、自分のこだわりが目一杯に詰まっているわけです。

競売では、普段垣間見ることのできない、他人の信仰までも資料から伺い知ることができます。

こういった見方も、競売の楽しみ方の一つかもしれません。

祟りを取るか、物件価値を取るか

今回のような、丘などの宅地以外の土地を宅地にする、という開発行為は一般に宅地造成と呼ばれ、場合によっては都道府県知事の許可が必要になりますのが、神主さんや、おきつね様、おたぬき様の許可は必要ありません。

私は完全なる無神論者なので、こういったことは全くしませんが、不動産業界というのは、どうもこういった信仰だとかしきたりのようなものを大切にするところがあり、井戸を埋めたり、祠を設置したりということはよくあるようです。

何か一つでも悪いことがあると、祟りじゃないかとか、言い始める人が続出すると聞いたこともあります。

ところが、実際には、祠の移動や撤去には「魂抜き」と呼ばれる儀式のようなものが必要だったりと、何かと手間なようですし、もしかすると、この祠の存在が物件の価値を下げてしまっているのではないか、と考えることもできます。

それこそ、信じるか信じないかはあなた次第なので、どうぞ慎重にご検討ください。

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競売ハンターの日常

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